ぶらり明日香さんぽ

古代史のふるさと 明日香村 をのんびり散歩しながら、四季の風景やちょびっと歴史に触れるブログです。気ままに歩き、ときどき別の町へもぶらり旅。明日香の魅力をゆるりとお届けします!

馬見丘陵公園ではチューリップが満開

きのうは朝からすっきりと晴れていたので、馬見丘陵公園まで足をのばした。気温もちょうどよくて、上着を一枚羽織っていれば気持ちのよい散歩日和だった。

公園に着くと、チューリップがちょうど見ごろ。花壇には色とりどりの花がびっしりと並び、まるで色鉛筆を一斉に立てたよう。雨上がりの朝だったからか、花びらには水滴が残っていて、陽の光を受けてキラキラと輝いている。赤と白の縁取りのチューリップは、飴細工のようにつやつやで、思わず近くに顔を寄せてしまった。黄色と桃色のグラデーションのものは背が高くて、まっすぐ空を仰いでいるように見えた。

この丘陵地は、じつは馬見古墳群と呼ばれる広大な古墳地帯でもある。ナガレ山古墳は、公園の中でもひときわ目を引く大きな前方後円墳で、全長は105メートル。少し離れた場所には巣山古墳があって、こちらはさらに大きく、全長220メートルもあるらしい。

花を楽しみ、古墳の存在にふと立ち止まり、鳥の声に耳をすませる。そんな何でもない時間が、どうにも贅沢に思えた朝だった。春は足音を立てずにやってくるけれど、こうして花のかたちを借りて、確かにそこにいると教えてくれる。